2011年08月06日
曽木発電所遺構♪
『曽木の滝』の後に立ち寄ったのが
滝から1.5Km下流にある『曽木発電所遺構』。
以前から見てみたいと思っていた所です。
曽木発電所は明治42年に竣工し、
その出力は当時国内でも最大級のもので、
水俣のチッソなどにも送電を行っていたそうです。
昭和40年に鶴田ダムの完成とともに水没することになりましたが、
現在では渇水期の5〜9月頃に中世のヨーロッパの居城後を思わせる
レンガ造りの建物が姿をあらわし、今でも明治の面影を残しています。

現存するレンガ造りの構造物の中でも特に古いことから文化財としての価値が見直され、
2006年に国の有形文化財となり補強工事が行われました。
9月頃から4月迄は、貯水位が上がり
上写真の左三角部分だけ顔を出す状態になるので
全体像を見れるのは8月いっぱい位だそうです。
駐車場から発電所を見れるところに行く途中に
『憩いの継承』というオブジェがありました。
これは、平成14年度産業遺産活用事業で
「人と自然の調和・共生」、「地域資源と空間の新たな活用」などに関する
“想い”を現在から次世代に継承していくための場の提案として、
市内の児童・生徒及び多様な方々の協力により
このオブジェを制作しているようです。

中に入ると床に思い思いのメッセージを書いた焼物が数枚貼ってありました。
「美しい街には 美しい心 美しい人 美しい愛がある とどけ2003」
いいメッセージですね!
お気に入りのメッセージをピックアップしてみました。^^

この日は時間が無く
対岸の曽木発電所までは行けませんでしたが、
まじかで見てみたいものです。
曽木発電所遺構に神秘的なものを感じました・・・ ^^
Posted by 中島温泉旅館 at 12:08│Comments(0)
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